2025年度６月例会連絡書

下記のように６月例会を行いますのでお集まり下さい。
会長　小澤　純

記

「概要」
演奏者が奏でる音は、その人の人生が蓄積され練磨された物が音として空間に放出されます。
ピアノ演奏は指先と鍵盤の１接点とその集合体の接点でなされ、速度 、高さ、 角度 、運動性 、創造性等々が加わると色々変化されるものと考えます。
私が以前知った脱力を通して指の筋肉、手の骨格の調整がいかに自からの音づくに役立つか、また手、指の筋肉、骨格を作っていく事で手と指にエネルギーが漲り、 また無力の指にもなりコントロールしやすくなるかと、指の調整が大変重要であると考えています。
これを習得する事でその人の個性、音、心、耳が1点に集合し、自分から音づくりに工夫と可能性が生まれやすくなるでしょう。個人差はあります。
演奏はあくまでその人の魂の深さ、広がり、想念の力にあり、自分と１音１音づつの関わり方であ 己を研鑽し磨く事しかできません。
今回は指づくりと考え方、空間の大切さ に焦点を合わせる話になるのかなと思います。

「プロフィール」
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。財団法人ヤマハ音楽振興会専門コース講師として36年勤務。その間にヤマハヨーロッパハンブルグ支店に２年間派遣、指導書の作成、講師、子供達の育成などを行う。滞在中に、エリーザ・ハンセン先生のレッスンに通う。これまで市田悦子、平尾はるな、秋末直志、新海昭二、各先生に師事。現在ピアノ個人の指導。

なお当日、良い音への実践指導をご希望の会員を２名程募集致しますので、事前に下記までメールにてお申し出下さい。
E-mail：contact@cempra.site